封筒について

封筒に使われている紙
【木材紙 針葉樹と広葉樹】

封筒の役割は、郵送途中に破れて落ちてしまわないように書類を保護することです。 なので強くなくてはいけません。封筒に限らず、袋の機能を要するものはすべてに強さが求められました。 紙の原料として一般的なものは木材パルプですが、その中でも針葉樹は繊維が細く長いため、少々のことでは破れない強い紙に最適でした。昔の封筒や袋はほとんどが針葉樹のパルプで作られています。 これらの原紙は総称してクラフト紙と言い、未晒クラフト・半晒クラフト・晒クラフト・カラークラフトと呼ばれています。
広葉樹の特徴は繊維が柔らかく短いため、紙の表面に平滑性を持たすことができます。 コピー用紙やカタログ・ポスターなどの多くは広葉樹のパルプが使われています。 封筒にもデザイン性の高いカラー印刷が求められるようになり、最近では平滑性の高い広葉樹系の紙を使った封筒が広がっています。

【非木材紙】

世の中に流通している99%の紙は、木材パルプからできた紙と言われています。 しかし木材パルプが製紙に使われだしたのは、今から約160年前の1844年。 それまでは竹・麻・コットン・楮(こうぞ)などが使われていました。 これらは非木材紙と呼ばれ、紙の材料としては木材パルプより古いことになります。 手漉きで作られ、紙の表情には風合いがあり、遠くルネサンス時代から画家たちに愛用されていたものです。
近年では森林保護という考えから非木材紙が広がっています。

封筒に使われている紙  封筒のカタチとサイズ  封筒の作り方