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旅のお供に 持ち歩きたくなる「御朱印帳」

2016/10/15

  • 御朱印帳

近年のパワースポットブームで、可愛い「御朱印帳(ごしゅいんちょう)」を手にして全国の寺社を巡り、御朱印を集める「御朱印ガール」と呼ばれる女性たちが増加しているそうです。
今回は、その御朱印帳のルーツや魅力にスポットを当ててみましょう。

旅のお供に 持ち歩きたくなる「御朱印帳」

そもそも御朱印集めというのは、神聖な場所として定められた霊場を巡る「巡礼」が原点です。
平安時代後期に始まり、江戸時代中期には「巡礼旅行」がブームになりました。
そして全国各地に霊場・札所が作られていったのです。
巡礼で納経した証に、寺院が朱印を与えるようになり、その朱印を集める専用帳面が「御朱印帳」になります。

御朱印帳は、ノートタイプではなく、蛇腹折りになっているところが特徴です。
御朱印は墨書きしてもらうものなので、墨を吸いやすく、乾きやすいという点から和紙でできています。
また、裏移りを防ぐために二枚重ねになっています。

旅のお供に 持ち歩きたくなる「御朱印帳」

御朱印のスタイルは寺院と神社で朱印で異なります。
寺院と神社に共通する、右上の「奉拝」とは「つつしんで拝します」という意味です。
また、参拝した日付は空いているところに明記されます。

旅のお供に 持ち歩きたくなる「御朱印帳」

画像上:豊川稲荷東京別院(photo AC)

旅のお供に 持ち歩きたくなる「御朱印帳」

画像上:八坂神社(photo AC)

寺院の場合は、「奉拝」と書かれた右上に札所の印。中央には本尊名や本堂の名称、その寺院にゆかりのあるお坊さんの名前などが明記され、本尊を梵字であらわした印や三宝印などがあります。 そして、左下には寺院名が刻まれた印があることがほとんどです。
神社の場合は、寺院よりも比較的シンプルで、中央に神社名や祀られている神様の名前などがあり、社紋が捺印されます。

御朱印は、時期によって文字や朱印の内容が変わることもありますし、種類も寺社によっては数種類あるところもあります。京都府の八坂神社では、7月に行われる祇園祭の期間でしか頂けない御朱印などもあるそうです。
また、同じ寺社でも書き手が変わることがあるので個性が表れます。外国人の中には、御朱印を「和を象徵するアート作品」として集めている方もいらっしゃるようですよ。

御朱印帳は、寺社以外にも、文房具店や専門店で買うことができます。現在では、華やかな現代風の柄や、レトロで可愛らしい和柄、人気のキャラクターが描かれた御朱印帳まで幅広く展開しています。

旅のお供に 持ち歩きたくなる「御朱印帳」

旅のお供に 持ち歩きたくなる「御朱印帳」

旅のお供に 持ち歩きたくなる「御朱印帳」

こんなにバリエーションがあると迷ってしまいそうですが、御朱印を頂くことだけでなく、自分の旅のお供にしたい御朱印帳を選ぶこと自体も楽しいですね。

たまった御朱印帳や、御朱印帳を持ち歩かない時は、自宅の神棚や仏壇に置いて保管しておくと良いでしょう。
神聖なものなので、もし仏壇などがない場合は、箱に保存したり、高い所へ保管しましょう。
また、御朱印帳を処分する場合は、寺社に納めると良いそうです。
御朱印帳の持ち主が亡くなった場合、棺に一緒に入れるのも良いと言われています。

御朱印代は300円のところがほとんどで、頂き方においても寺院と神社の場合で異なります。
寺院の場合は、納経所、寺務所の場合が多く、神社の場合は、授与所、社務所などで受け付けています。
急いでいる場合でも、必ず参拝してから御朱印をいただきましょう。
御朱印はあくまでも参拝の証です。
スタンプラリーとは違い、集める達成感を目的としたものではなく、お参りをすることに意義があります。

集めた御朱印帳を開けば、頂いた御朱印から各寺社の雰囲気や、その時の旅の情景までも思い返せるところが御朱印帳の魅力ですね。
奥深さや美しさを御朱印帳から見出すことで、日本の伝統に触れる機会を増やしてみてはいかがでしょうか。

文・杉山 桃子

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御朱印帳の画像協力:
ご朱印帳専門サイト「Holly Hock」 http://www.goshuincho.com/

参考:
『かわいい京都御朱印ブック』 西村由美子著 主婦の友社
『日本全国この御朱印が凄い!』 「地球の歩き方」編集室 ダイヤモンド社
京都観光・旅行 http://kyototravel.info/

 

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