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コラム「紙と生活」

一枚の懐紙で伝わる気持ち ―懐紙の歴史と新たな可能性(後編)

  • 懐紙
2020/06/29

前半では、平安時代から現代までの懐紙の歴史を振り返ってきました。
そこから見えてきたのは、どの時代においても懐紙は日本人の生活に溶け込み、幅広い場面で利用されてきた姿です。
それは今になっても同じはず。後半では、現代的で日常使いしやすいデザインの懐紙と共に新しい使い方をお伝えしていきます。

一枚の懐紙で伝わる気持ち ―懐紙の歴史と新たな可能性(後編) 画像上:辻徳

懐紙は茶道のお道具としての一面もありますが、もっと日常的に使っていける便利な物になります。特に最近では、無地以外のお洒落な懐紙が増えてきました。色やデザイン、イラストもバラエティに富んだ商品が多くあり、見ているだけでも楽しくなります。茶道のお稽古や茶席に行くのでなければどの懐紙を使って大丈夫なので、自分の好きな柄や色を選んでみましょう。
気に入った懐紙が見つかれば、あとはどんどん活用していくだけです。現代の私たちにとって懐紙を使う場面とは、どのような時でしょうか?もう鼻をかむのには使いませんよね。それは人に物を贈ったり、もてなしたりする時だと思います。かしこまった場でなくても、ちょっとした気遣いや心を込めて丁寧に対応したい時に、懐紙を添えることで表せる気持ちがあります。具体的には、お金を渡すときにポチ袋として、メモやメッセージカードとして、お菓子や料理の盛り付けの際に敷き紙としてや、折り畳んでコースター代わりにしてテーブルセッティングの装飾としても使えます。
一枚の懐紙で伝わる気持ち ―懐紙の歴史と新たな可能性(後編) 画像上:辻徳

京都にある懐紙専門店の「辻徳」では、古典柄からモダンなデザインのものまで常時80種類も商品が取り揃えてあります。たとえば白地に赤いリボン柄が可愛らしい【リボン懐紙】。普通に懐紙としてももちろん使えますが、贈り物を包むラッピングや熨斗として、お祝いの席に箸袋としてなど使い道は無数にあります。熨斗ほどの堅苦しさもなく軽やかなデザインが“ちょっとした”気持ちを上手く代弁してくれるアイテムです。
一枚の懐紙で伝わる気持ち ―懐紙の歴史と新たな可能性(後編) 画像上:辻徳

より手軽に懐紙を使ってみたい方には【ミニ懐紙】があります。これは通常の懐紙の4分の一のサイズで、ケース付きもあり、より携帯しやすくなっています。小さくても硬貨のポチ袋が作れますし、お菓子を置くにも十分な大きさがあります。財布の中に収まるほどに場所を取らないので、とりあえず携帯して生活を送ってみると懐紙が活躍する場が見えてくると思います。それは他人を思いやる気持ちはもちろんのこと、自分自身を労わり大切にすることにも繋がっていきます。また物に溢れている時代だからこそ、一枚の紙で多くの用途に対応できる懐紙を鞄に忍ばせる意味は大きいと思います。お気に入りの懐紙と共に、シンプルで優雅な暮らしを送ってみてはいかがでしょうか?



文・舟橋朋子


取材協力:懐紙専門店 辻徳

参考文献:
『茶掛の懐紙』淡交社
『懐紙で包む、まごころを贈る』淡交社

一枚の懐紙で伝わる気持ち ―懐紙の歴史と新たな可能性(前編)

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株式会社 羽車は封筒・紙製品・印刷物の製造販売を行っています。1918年に大阪で創業しました。

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