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コラム「紙と生活」

名刺でわかる「個性」の時代

  • 名刺
2011/07/01

第1回目のテーマは「個人の名刺」。最近「個人の名刺」、「セカンド名刺」、「パーソナル名刺」といった言葉を聞くことも多くなってきました。この言葉には、いわゆる会社の名刺やビジネスカードというものではなく、その人らしさを表現するための名刺という意味があります。

名刺でわかる「個性」の時代 「気軽に、さりげなく」のコミュニケーションツール
ちょっと面白い話を聞きました。
友人がトイ・プードルの散歩をしていた時のこと。
巻き髪の上品な女性から、突然話しかけられたそうです。
「私もトイ・プードルを飼っていて、友達がほしくて…。
よかったらブログも見てください」 彼女は友人に一枚の名刺を手渡すと、そのまま去っていきました。
名刺には、名前・ブログのアドレスと愛犬の写真が…。

このように個人が持つ名刺には「気安さ」と「相手にゆだねる心」があると感じます。
いきなり声をかけるなんて、かなり勇気のいることです。
ましてや会って間もない人の連絡先を聞くなんて、よほどでないとできないでしょう。
しかし、そこに「名刺」があることで、なんとなく事がスムーズに運んでしまうから不思議です。
気安く手渡して(ここには少しの勇気が必要)、その後の連絡は相手次第。
自分に連絡がくるか否かは、名刺を渡した相手にゆだねます。
だからトイ・プードルの女性も、「お友達が増やせればいいし、できればブログも見てほしい…」と、軽い気持ちで名刺を渡すことができたのでしょう。
携帯電話の赤外線通信より、時間的にもはるかに効率的です。

これは交流会などでも言えること。
最近では、子連れで参加できるオフ会イベントが、至る所で行われています。
そこでは個人名刺が大活躍!赤ちゃん連れで、「携帯電話を出す⇒通信する⇒登録」――なんて時間をかけてはいられません。
さっと名刺交換して、「ヒマな時に登録してね~」でOKなのです。

個人名刺を作る人たち
ここで検索サイトのヒット数を見てみましょう。
「個人名刺・セカンド名刺・パーソナル名刺」での検索を合計すると、ヒット数は600万件以上。
これに、「自分名刺」「ママ名刺」「キッズ名刺」そして「ペット名刺」を含めると、約1400万件にものぼります(2011年3月現在)。
「個人名刺」への関心の高さがうかがえますね。
きっと、「個人名刺がほしいな」「どうやって作るのかな?」などと思いながら、みなさん検索しているに違いありません。

ママオフ会の参加者に聞いたところ、名刺は自宅で手作り派が圧倒的。
「外注するとお金がかかりそう」「パソコンで作れば、好きなデザインや紙が選べる」という声が多く聞かれました。
パソコンも一家に一台以上の時代、無料テンプレートで、簡単・手軽に・安価で…というわけですね。
なかには「名刺もファッション! オシャレなものを手作りしたいから、書体や紙選びは大事」「入学時に、子どもと一緒に手作り名刺を作りました」という、こだわりママも。
確かに、縦横数センチの空間ではありますが、自分らしさを表現する大切な場でもありますし、「お友達ができますように」等、作る人の思いがこもっているものなのだと、あらためて感心しました。

フリーランサーには大切なツール
そういう意味では、イラストレーターやデザイナー、講師などフリーランスで仕事をしている人達にとって、「個人名刺」は本人の思いをアピールする重要なツールになります。
自分の写真をベースにしたカメラマンの名刺は、発色を考えて紙選びも慎重だそうです。
「いかに納得のいく色を出せる紙か」…ここはプロとして一歩も譲りたくないポイントでしょう。
名刺でわかる「個性」の時代 ビジネススキルやセンスをアピールするフリーランサーにとっては大切なツール

このほか、名刺を一枚ずつ墨で書いているというお習字の先生は、筆の流れが映えるような紙にこだわっているといいます。
またアロマコーディネーターの女性は、アロマの香がほのかにするようにと、香りをつけた名刺を使用しています。
少しでも香が長持ちする紙を探すのに、大変苦労したそうです。

そうえいえば、業者ではなくわざわざ文具専門店に名刺を注文する人もいました。
店舗で紙を比較したうえで「この紙で名刺を作って!」というクリエーターです。
紙へのこだわりにプラスして、「文具専門店に注文した」という付加価値を読み取ることができます。

こうなってくると、紙質だけでは物足りず、型押しなど表面に凹凸をつけて、受け取った時のインパクトに…など、こだわりはさまざまな形へ発展すると考えられるでしょう。

個人名刺のこれから
さて、次のようなデータがあります。
「たくさんの名刺をもらい、あとで思い出せるか」との質問に、「だいたい思い出せる」と答えた人は6割。
逆に考えれば、せっかく名刺を渡しても、4割弱の人が「この人どんな人だっけ?」と思い出せないまま、後日、名刺整理をしているのです。
こうなってくると、個人名刺を持つ側としては、自分らしさを表現するだけでなく、心に残る名刺を考えることが重要になってくるのではないでしょうか?

現在、印刷業界全体の市場規模は16兆円以上と言われています。
このうち、名刺・封筒などの軽印刷分野の市場規模は約3兆円。
「印刷料金は多く印刷しないと単価が安くならない」という考え方から、デジタル技術向上も手伝って、「少なくても安価でできる」に変わってきています。

以上の動向を踏まえ、自宅で手作り派とうまく共存しながらも、顧客のニーズに細やかに対応し、心に残る名刺を安価で提供する――これが個人名刺市場をさらに広げることにつながる気がしてなりません。

羽車企画広報部編集



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